アクセシビリティモードでアプリケーションをナビゲートする
Infor EAMにおいて、すべてのユーザはアクセシビリティモードモードで作業できます。アクセシビリティモードでは、アプリケーションは完全にキーボード操作可能で、文字読み上げソフトプログラムに対応しています。
EAMアプリケーション内のアクセシビリティモードを有効にするには、[ユーザ設定]画面または[ユーザアカウント]画面で[アクセシビリティモード]のチェックボックスを選択します。詳細はシステム管理者にお問い合わせください。
ユーザアカウントと設定の詳細については、『Infor EAMシステム管理者ガイド』を参照してください。
注
さまざまなインターネットブラウザでEAMアプリケーションがサポートされていますが、Inforでは、アクセシビリティモードでアプリケーションをナビゲートしながら、Internet Explorer 11を使用することを強くおすすめします。
アクセシビリティモードが有効になっている場合は、アプリケーションで発生した変更の大部分はすぐにはユーザに気付かれませんが、これらの変更はアクセス可能な環境を実現するうえで大きな役割を果たします。Infor EAMのDOM(ドキュメントオブジェクトモデル)は大幅に変更されました。各フィールド、ラベル、タブ、およびリンクには、画面上でレンダリングされたDOMに挿入されたタグがあります。これにより、JAWSのような文字読み上げソフトプログラムで、異なるフィールド状況、フィールドタイプ、およびその他の画面上のオブジェクトを区別できます。
注
文字読み上げソフトプログラムで使用可能なショートカットを表示するには、ソフトウェア仕入先のWebサイトを参照してください。たとえば、文字読み上げソフトプログラムがJAWSの場合は、JAWSアプリケーションのWebサイトを参照してください。
アクセシビリティモードで利用できる機能
アクセシビリティモードでは、アプリケーションはユーザのインタフェース上で、次のように動作します。
- ユーザ設定画面の[最初の画面]フィールドは、文字読み上げソフトプログラムに適した画面に設定されていない限り無視されます。注
インフォアは、アクセスするユーザのニーズに応じて[最初の画面]フィールドを設定することを強くおすすめします。
- メインナビゲーションツールバーとメニューは表示されません。画面から画面へのナビゲーションは、Ctrlキーを押しながらF2キーを押して[画面に移動]ポップアップを呼び出すことで実行されます。
- 画面の全タブは、メニューバーにロードされます。タブはタブリストで非表示になりません。
- 主なツールバーは、レコードを保存、次のレコード、印刷プレビューなど、共通する処理を実行する場合に使用されます。これらの処理を実行するキーボードショートカットが使用中になります。
- すべての画面がフルリストビューモードでロードされます。
- Enterキーを押すと、ユーザはDataspyを実行できます。
- 返されたレコードを矢印キー(上、下、左、右)を使用して移動します。
- Enterキーを押して、レコードをフルレコードビューモードにロードします。
- ユーザは、キーボードショートカットを使用して、リストビュー(Alt+右)と詳細情報(Alt+左)を切り替えることができます。
- フィールドのあるタブでは、カーソルがフィールドに置かれると、特殊な書式設定または検索のあるフィールドの横にツールチップが表示されます。これにより、文字読み上げソフトプログラムはフィールド名、フィールド値、フィールド状況(必須、読み取り専用)、ならびにフィールドの特別な指示を読み読み上げます。たとえば、値リスト(LOV)フィールドは、文字読み上げソフトプログラムによってテキストフィールドとしてのみ解釈されます。フィールドに入力焦点がある場合、フィールドの横にツールチップが表示され、検索フィールドがあること、F9キーを押して検索を呼び出すことができることをユーザに知らせます。
アクセシビリティモードで使用できない標準機能
- グリッド概要はアクセシビリティモードでは使用できません。
- アクセシビリティモードで画面デザイナを利用できません。
- 右クリックコンテキストメニューは、アクセシビリティモードでは使用できません。
- ユーザにはDataspyを編集する権限がありません。