Infor Data Lakeを使用した企業のデータ保存

Infor Data Lakeは、企業の各種システム、異なるアプリケーション、社員、IoTインフラストラクチャにわたるリアルタイムデータ向けに大容量でスケーラブルなオブジェクトストレージを提供するデータリポジトリです。IONを使用してデータソースを接続すると、Inforアプリケーションでは、コンテンツがInfor Data Lakeに移動され、使用している他のアプリケーションで、特定のビジネスケースに関連するコンテンツに関してInfor Data Lakeを検索したり、操作したりすることができます。

データレイクとは

データレイクは、企業全体のデータを「そのままの形」で保存できる一元化されたシステムまたはリポジトリです。「そのままの形」のデータまたは未加工データは、構造化された状態に加えて、半構造化、非構造化の状態で保存でき、階層化されている場合やされていない場合があります。または、個々のデータの集合である場合もあります。さらに、データレイクに保存されているデータは、最も加工されていない形であっても、いつでも再利用できます。このような多様性と柔軟性により、1つのデータレイクで組織のデータストレージに関するニーズを満たすことができます。

組織でデータレイクを使用する方法

データレイクは、事前定義されたスキーマなしに未加工データを保存するという点において、構造化され、高度に組織化されたリレーショナルデータベースとは異なっています。データレイクは、オンデマンドでデータにスキーマを適用して、組織の目的のために利用できます。

多数の用途があるなかで、多くの企業ではデータレイクを即座に必要としない情報を保持する領域として使用します。ただし、これには将来的な価値をもたらす可能性があります。今後の使用のために保存されるデータは、規制上のデータ保持要件に応じてデータレイクでアーカイブされることがあります。たとえば、金融機関や病院システムなどの組織では、指定された最小限の期間、レコードを保持するよう法律で義務付けられており、適切な法に準拠してデータレイクでデータをアーカイブする場合があります。