複組織セキュリティの有効化

複組織セキュリティ(MOS)を利用して、システムフォームのレコードレベルのセキュリティを組織に応じて確立します。フォームのレコードレベルのセキュリティを利用するには、まず各機能に関連付けられたエンティティに対してMOS機能を有効にします。

例:

システムユーザ「John」がInfor EAMのユーザグループ1とInfor EAMのユーザグループ2に関連付けられています。ユーザグループ 1は組織1と、ユーザグループ2は組織2と関連付けられています。ユーザグループ1は設備 フォームのフルアクセスの権限を持ち、ユーザグープ 2は設備 フォームの検索のみの権限を持ちます。システムユーザの「John」が[設備]フォームを開いて設備レコードを検索する場合、Johnがアクセスできる組織に関するレコードのみが表示されます。各レコードは、設備に関連付けられた組織の許可を保持します。したがって、設備の組織が組織1である場合、Johnはレコードに対してフルアクセスの権限を持ちます。また、設備の組織が組織2の場合、Johnが行うことができるのは、レコードを表示するだけです。

MULTIORGインストールパラメータが[はい]に設定されていない場合は、設備のレコードレベルのセキュリティを確立できません。

インストールパラメータの定義」をご覧ください。

  1. [管理] > [セキュリティ] > [複数組織セキュリティ] を選択します。
  2. 複数組織セキュリティを有効にするエンティティを選択し、[複数組織]チェックボックスをクリックします。

    複組織セキュリティ(MOS)で有効にしたエンティティを無効にすることはできません。

    [複数組織]チェックボックスを選択して、複数のエンティティで複数組織セキュリティを有効にすることができます。

  3. [レコードを保存]をクリックします。