Webサービスプロンプト用フィールドの定義
Webサービスプロンプトで使用できる各Webサービスのフィールドを追加、更新、または削除します。
[Webサービスプロンプト]フォームの[Webサービス]ページで定義したWebサービスに関連付けられているフィールドを使用できます。
このフォームは、表示されているフィールドラベルの言語翻訳を定義する機能はありません。プロンプトが実行されるとき、フィールドラベルは、選択したWebサービスプロンプトの[フィールド]フォームで入力されたとおりに表示されます。複数言語でプロンプトを表示するには、言語ごとに個別にWebサービスプロンプトを作成する必要があります。
Webサービスプロンプト用のユーザ定義フィールドがあります。挿入と更新のWebサービスにつき適切なWebサービスの下に、すべてのフィールドのリストにユーザ定義フィールドが表示されます。ユーザ定義フィールドは、関連する参照フォームからプロパティを継承します。画面デザイナモードで右クリックして、ユーザ定義フィールドのオプションを定義します。グリッド内でユーザ定義フィールドを強調表示した時に、[フィールドタイプ]と[検索コード]が保護されます。この情報は、Webサービスが関連している基本画面上で定義されます。
管理組織が利用できない場合は、ユーザの組織リストにあるすべての組織に関するレコードが、エンティティ検索ユーザ定義フィールドに表示されます。管理組織とユーザ定義フィールドの組織が競合する場合は、レコードを送信できません。
- [管理] > [Webサービスプロンプトエンジン] > [Webサービスプロンプト]を選択します。
- Webサービスのフィールドを定義するWebサービスプロンプトを選択し、[フィールド]タブをクリックします。
- [フィールドを追加]をクリックします。
-
次の情報を指定します。
- 処理グループ-Webサービス
- Webサービスフィールドを追加する処理グループを指定します。[画面]および[タブ]が自動挿入されます。
- フィールド
- 処理グループに追加するフィールドを指定します。使用できるフィールドは、選択されたWebサービスに基づいています。
- フィールドラベル
- フィールドの名前を入力します。この情報は、Webサービスプロンプトエンジンのフィールドボイラーテキストとして表示されます。デフォルトの[フィールドラベル]は[フィールド]と同じです。
- フィールドタイプ
- 選択したフィールドおよびWebサービスに基づいてフィールドタイプを指定します。デフォルトの[フィールドタイプ]は選択した[フィールド]に対してシステムで提供されているタイプです。ただし、この値は変更できます。Webサービスプロンプトエンジンには、ユーザ定義の[フィールドタイプ]が表示されます。デフォルトは次のオプションのどれかに変更できます。
- [英字]
- [算定済]
- [日付]
- [固定]
- [自由形式テキスト]
- [キーフィールド]
- [数値]
- [取得されたフィールド]
注[主要フィールド]は、「更新」または「削除」Webサービスが選択されている場合のみ使用できます。更新/削除Webサービスを使用するWebサービスプロンプトを設定する場合、システム管理者は、レコードを一意に記述するためにWebサービスが必要とする主要フィールドごとに、[フィールド]を作成する必要があります。[フィールドタイプ]は主要フィールドにします。Webサービスプロンプトエンジンは、まず、処理するレコードの主要フィールドの値([設備]と[設備組織])の入力を要求します。更新Webサービスの場合、レコードが検索され、結果が表示されます。ユーザは更新後、レコードを送信できます。削除Webサービスの場合は、すべての主要フィールド値を入力すると、レコードが削除されます。
[取得されたフィールド]は、「挿入」Webサービスが選択されている場合のみ使用できます。挿入Webサービスを使用するWebサービスプロンプトを設定する場合は、現在のプロンプトレコードで、以前に処理されたWebサービスから1つ以上の主要フィールド値を取得する必要があります。管理者は主要フィールドごとに[取得されたフィールド]タイプの[フィールド]を作成する必要があります。たとえば、作業オーダと作業オーダの活動を同時に作成できるWebサービスプロンプトを作成するとします。前の処理グループで作成された作業オーダに活動を関連付けたいが、データのWebサービスプロンプトエンジンへの入力と処理は同時に行う必要があります。活動が正しい作業オーダに確実に関連付けられるようにするには、まず作業オーダ「挿入」Webサービスを処理し、次に、(取得された)作業オーダ番号と作業オーダ組織が活動作成Webサービスに渡されるようにします。この主要フィールド情報は、他の必要な活動データとともに活動の作成に使用され、活動を適切な作業オーダに関連付けます。活動を関連付けるには作業オーダ番号と組織が必要であるため、活動作業オーダ番号および活動作業オーダ組織の[取得されたフィールド]([フィールドタイプ]=[取得されたフィールド])レコードが作成されます。
[グループから取得–Webサービス]には、これらの主要フィールド値の取得元のWebサービスを入力します。この例では、「挿入」作業オーダWebサービスから取得されます。[取得フィールド]は、データの取得元である取得元Webサービス内の主要フィールドにします。この例では、取得されたフィールドのうちの1つは[WO番号]です。活動の作成に使用する作業オーダ組織を取得する方法を定義するために、[フィールド]をもう1つ同様に作成する必要があります。フィールド値は処理グループ番号が小さいWebサービスからのみ取得できます。たとえば、前のWebサービスが情報を提供するために処理されていない限り、現在のWebサービスで使用する値を取得できません。
[マッピングされていないフィールド]が空白の場合、[取得されたフィールド]と[主要フィールド]は使用できません。
[取得されたフィールド]タイプは、[取得された値]ページで使用できる機能には関連付けられません。
フィールドがチェックボックスとして定義されている場合、そのフィールドは[Webサービスプロンプトエンジン]ページでチェックボックスとして表示されます。
- 表示タイプ
- Webサービスプロンプトエンジンを使用してフィールドを表示する方法を指定します。デフォルト値は、選択したフィールドのシステムデフォルトです。ユーザはデフォルトを次のオプションのどれかに変更できます。
- [任意]
- [必要]
- [非表示]
- [保護]
注[フィールドタイプ]が[固定]または[算定済]の場合、[表示タイプ]には[保護]および[非表示]のみ指定できます。[フィールドタイプ]が[取得されたフィールド]の場合、[表示タイプ]には[非表示]のみ指定できます。
- 順序
- シーケンスの数値を指定します。フィールドは、Webサービスプロンプトエンジンを使用して、[順序]に基づいて昇順で表示されます。システムで提供されるデフォルト値はINCRLINDパラメータに基づきます。
注
Webサービスプロンプトフィールドは、Webサービスプロンプトエンジンを使用して、[処理グループ–Webサービス]ごとにグループ化されて表示されるようにすることが重要です。選択した[処理グループ–Webサービス]のフィールドで使用できる[順序]の範囲はシステムによって制御されています。[順序]は前のまたは次の処理グループに関連する[順序]と重複してはいけません。たとえば、Webサービス処理フィールドは[処理グループ-Webサービス]別にWebサービスプロンプトエンジン、次に[順序]でグループ化されます。
- 最小値
- フィールドの最小文字数を指定します。
- 最大値
- フィールドの最大文字数を指定します。
- 次の順序
- 次のシーケンスの開始番号を指定します。
- 検索コード
- 検索コードを指定します。[検索コード]はサーバ接続が使用可能な場合に選択できる値を値のリストに定義します。たとえば、検索および使用可能な値のリストはInfor EAMテーブルに基づいています。
- Mobile検索コード
- フィールドで選択できる値リストを定義するMobile検索コードを指定します。
注
モバイルデバイスは、アプリケーションサーバ接続が存在する場合は[検索コード]の値リストを使用します。存在しない場合は、[Mobile検索コード]の値リストを使用します。たとえば、ローカルのデータが値のリストに挿入されます。
- 取得フィールド
- データ取得元フィールドの名前を指定します。[取得するグループ–Webサービス]および[取得フィールドXパス]は自動的に値が入力されます。
- 検索Webサービス
- 検索Webサービスを指定します。[検索Webサービス]は、「更新」Webサービスの主要フィールドを定義する場合のみ適用されます。[検索Webサービス]は、レコード内のデータを検索して更新をユーザに表示するために使用されます。
- マッピングされていないフィールド
- 指定したフィールドがWebサービス内のフィールドにマップされていない場合に選択します。フィールド値は、計算または取得された値の一部としてプロンプトによってさらに処理できます。
- 前の値を使用
- 前のフィールドの値を使用する場合に選択します。
- 仮データ
- [ジャンプ先]条件を指定します。このフィールドは、[次の順序]で定義されたフィールドにアクセスする代わりに、[順序にジャンプ]にフォーカスを移動する条件を記述します。
- パターン
- 満たす必要がある[ジャンプ先]条件のパターンを指定します。
- ジャンプ先
- フィールド順序を指定します。条件が満たされた場合、システムは、[次の順序]ではなく、このフィールドの順序に従います。
- ジャンプ先ターゲットフィールド以降の前値をクリア
- プロンプト順序が[ジャンプ先]の目標フィールド順序よりも少ない場合に、[前の値を使用]が選択し、システムに値を持ってこさせるように選択します。たとえば、プロンプトフィールドの前の値が[ジャンプ先]以上の場合、ターゲットフィールド順序は消去されます。プロンプト順序が「ジャンプ先」のソースフィールド順序より少ない場合、[前の値を使用]を選択し、システムに値をもってこさせます。たとえば、プロンプトフィールドの前の値が[ジャンプ先]より多い場合、ソースフィールド順序は消去されます。
- グループから取得-Webサービス
- 主要フィールドの値の取得元のWebサービスを指定します。返された値は以降の処理グループで使用されます。
- 算定データ
- [フィールドタイプ]が[算定済]のフィールドの算定データをsitei します。
- パターン一致
- [フィールドタイプ]が[英字]の場合のパターンを指定します。入力されたデータが有効であるためには、このパターンに一致させる必要があります。 注
[パターン照合]の定義では、次に示す「ワイルドカード」文字もサポートされています。
- .(ピリオド):AからZまでの単一の英字
- #(シャープ):0から9までの単一の数字
- _(アンダースコア):AからZ、および0から9までの単一の英数字
- %(パーセント):英数字の文字列
- ,(コンマ):OR条件
- :(コロン):THROUGHOUT条件
- !文字または数字:入力したデータが「!」の後に続くものと一致しません。NOT条件
「Webサービスプロンプトの取得された値の定義」をご覧ください。
-
[送信]をクリックします。
注
フィールドを削除するには、削除するフィールドを選択して[フィールドを削除]をクリックします。Webサービスの[管理組織]に対応するフィールドは、Webサービスを処理するために必要なため、このページから削除できません。ただし、Webサービス自体が[Webサービス]ページから削除された場合は、[管理組織]も含め、すべての関連するフィールドが自動的に削除されます。
注Webサービスで必要な必須、主要、または返されたフィールドの一部が、Webサービスプロンプトエンジンを使用して適切に機能するように定義されていなくても、このページにエラーメッセージは表示されません。エラーは、十分なプロンプトフィールドがないレコードをWebサービスプロンプトエンジンが処理したときに表示されます。また、プロンプト定義内に存在しない「次のシーケンス」が定義されている場合も、Webサービスプロンプトエンジンからエラーが表示されます。