スタートセンターインボックスについて

インボックスには、[スタートセンター]ページ上にいるユーザの保留中の作業または活動(インボックスエントリ)が表示されます。インボックス項に関連付けられた処理、活動の完了に必要な画面はすべて、インボックスから直接呼び出すことができます。インボックス項は、ユーザグループ特定、あるいは一般のどちらかに設定でき、特定のユーザグループに割り当てるか、または全ユーザに表示される一般として定義することができます。

[スタート地点]ページを起動して、インボックスにアクセスします。システム管理者がインボックスを設定して、システムにログインすると自動的に開くように設定することもできます。アクセスされるたびに更新される箇所を、インボックスの全体または選択した箇所のみに構成します。

システム管理者はSQL selectステートメントとインボックス項を関連付けます。このステートメントによってインボックス項は定義され、データベース内で適切なインスタンスが検索され、インボックスに取り込まれます。

システムの権限によっては項の追加や削除を行ってインボックスを変更することもできます。また項が表示される順序も変更できます。

インボックスには各項の説明と値が表示されます。定義中の項の画面を選択する場合は、システム管理者はそのインボックス項にDataspyを入力し、起動時にインボックス項に関連付けられたレコードが自動検索され、呼び出された画面に取り込まれるように設定します。

たとえばシステム管理者がインボックス項を設定し、会社の保全担当者の作業オーダを承認するとします。保全担当者が[スタートセンター]ページにアクセスすると、作業オーダの承認インボックスエントリに定義されたSQLステートメントによってシステムのデータベースが検索され、インボックスにある作業オーダを承認するためのインボックスエントリが表示されます。インボックス項には承認すべき受領待ち作業オーダが3つあることが示されます。保全担当者は、インボックス上の作業オーダ承認エントリをダブルクリックして[作業オーダ]フォームを直接呼び出します。画面に定義されたDataspyによって、[作業オーダ]上にその3つの承認待ちの作業オーダが自動的に取り込まれます。

インボックスには操作、整備、管理の3つのタブと情報ページがあります。[操作]、[整備]、[管理]です。3つの[スタートセンター]インボックスタブに表示されるテキストを変更することができます。詳細はシステム管理者にお問い合わせください。