資産の減価償却のトラッキング

減価償却によって設備の減価償却費が計算できます。これは会計期間と設備の耐用年数に基づいた設備の摩耗や劣化を表す値です。

減価償却コストは設備階層内でロールアップされません。減価償却データの管理が必要なすべての資産、ポジション、またはシステムの個々の減価償却レコードを管理します。

ご利用の設備では、4つの減価償却方法を使用することができます。

減価償却データを報告する必要のある機関に基づく減価償却タイプを作成します。たとえば一般承認会計原則(GAAP)および/または地方自治体、連邦府、州政府、国際政府機関用の減価償却タイプを作成します。

減価償却タイプは、減価償却タイプコードを定義する必要のあるDETPエンティティにリンクされています。詳細はシステム管理者にお問い合わせください。

減価償却のすべての方法やタイプに、資産の組織の月または会計年度に基づいた減価償却データを計算できます。このプロセスでは、まず[設置日]に基づいて設備の減価償却が計算され、設備が[売却/廃棄日]または耐用年数の終わりに到達するまで設備の減価償却の計算が行われます。

資産の耐用年数の終わりは次の式を使って算出されます。

耐用年数の終わり = 設置日 + (予想耐用年数 – 1日)

[設置日]と[売却/廃棄日]は[資産]、[ポジション]、あるいは[システム]フォームで指定します。

[資産]フォームの[減価償却]ページで[予想耐用年数]を指定します。

減価償却費データの入力」をご覧ください。

基本的な減価償却の計算は、見積耐用の日数、週、月、四半期、あるいは年数に基づいて行われます。選択した単位に関わらず、1日当りの減価償却費が計算され、これを基に減価償却と簿価がすべて算出されます。年間減価償却費は、選択した減価償却方法に基づいて算出され、その後、1日当りの減価償却費が計算されます。

減価償却方法と1日当りの減価償却費の計算について」をご覧ください。

設備の1日当りの減価償却費が計算されると、期間減価償却費と簿価が計算できるようになります。

定期減価償却と簿価計算について」をご覧ください。