簿価の計算
最初に資産の簿価を算出するとき、システムは次の式を使用します。
簿価 = 取得価額 – 期間減価償却費
資産の以後の簿価は、次の式から算出されます。
簿価 = 前の期間の簿価 – 期間減価償却費
例
2003年～2005年度末の資産簿価の決定ついては、以下の情報をご覧ください。
- 資産の取得価額は1,000,000円
- 2003年度の減価償却費 = 107,360円2004年度の減価償却費 = 644,160円2005年度は3,520円(本章に前出の「期間減価償却費の計算」の例より)です。
2003年の年度末時点での資産の簿価を決定するには、次の計算が行われます。
2003年の簿価 = 取得価額 – 2003年の期間減価償却費
簿価 = 1,000,000円 – 107,360円
簿価 = 892,640円
2004年の年度末時点での資産の簿価を決定するには、次の計算が行われます。
2004年の簿価 = 2003年の簿価 – 2004年の期間減価償却費
簿価 = 892,640円 – 644,160円
簿価 = 248,480円
2005年の年度末時点での資産の簿価を決定するには、次の計算が行われます。
2005年の簿価 = 2004年の簿価 – 2005年の期間減価償却費
簿価 = 248,480円 – 3,520円
簿価 = 244,960円