設計消費における有効および失効日付の計算について
[資産]、[ポジション]、または[システム]フォームの[設計消費]ページに複数の設計消費レコードを入力するとき、レコードに対して指定された[品目分類]には[発効日]と[失効日]の指定があります。[品目分類]に設定されているエネルギー効率仕様の有効な日付範囲はこの関連付けで設定します。こうした日付範囲には必然的に、リンクされる設備や品目分類との接続の仕方に柔軟性が求められます。そこで、[設計消費]ページで同じ[品目分類]に複数の設計消費レコードを指定するときは、システムに既存のレコードから[発効日]と[失効日]の範囲を計算させ、追加するレコードに指定された[発効日]と既存レコードの[発効日]に重複がある場合は、さらに追加レコードの[発効日]を基に計算させる必要があります。既存レコードと追加レコードの失効日についても同様です。詳しくは、以下の例をご覧ください。
例1
設計消費に既存のレコードが2つあり、新しく1レコードを追加します。追加時の設計消費レコードの日付情報は次の通りです。
発効日 | 失効日 | |
---|---|---|
既存レコード1 | 01/01/2006 | 06/30/2006 |
既存レコード2 | 07/01/2006 | 12/31/2199 |
追加するレコード | 01/01/2007 | 12/31/2199 |
[失効日]は保護されています。追加レコードの[失効日]のデフォルトは12/31/2199です。
追加レコードには既存レコードと同じ[品目分類]の指定があり、追加レコードの[発効日]と既存レコードの[発効日]、[失効日]には重複があります。システムは同じ[品目分類]の既存レコードを検索するときに[発効日]を使用し、既存レコード2の[失効日]を新たな[発効日]で更新します。これは次のようになります。
発効日 | 失効日 | |
---|---|---|
既存レコード1 | 01/01/2006 | 06/30/2006 |
既存レコード2 | 07/01/2006 | 12/31/2006 |
追加するレコード | 01/01/2007 | 12/31/2199 |
例2
設計消費に既存のレコードが2つあり、新しく1レコードを追加します。追加時の設計消費レコードの日付情報は次の通りです。
発効日 | 失効日 | |
---|---|---|
既存レコード1 | 01/01/2006 | 12/31/2006 |
既存レコード2 | 01/01/2007 | 12/31/2199 |
追加するレコード | 06/01/2006 | 12/31/2199 |
[失効日]は保護されています。追加レコードの[失効日]のデフォルトは12/31/2199です。
追加されるレコードには既存レコードと同じ[品目分類]の指定があり、追加レコードの[発効日]と既存レコードの[発効日]には重複があります。システムは同じ[品目分類]の既存レコードを検索するときに[発効日]を使用し、既存レコード1の[失効日]を新たな[発効日]で更新します。これは次のようになります。
発効日 | 失効日 | |
---|---|---|
既存レコード1 | 01/01/2006 | 05/14/2006 |
既存レコード2 | 01/01/2007 | 12/31/2199 |
追加するレコード | 06/01/2006 | 12/31/2006 |