複数部品(MOS)の定義

複組織セキュリティ(MOS)によって、組織全体で使用する部品の価格を一元的に維持します。異なる通貨を使用する組織を多数持つ会社があります。

MOSを使用すれば、共通の組織に属する部品に複数の価格が入力できます。ただし部品の価格はある特定の1組織に1つしか入力できません。

PRICELEVの設定がPでMULTIORGに[いいえ]を指定した場合、[部品]フォームの[詳細情報]ページで価格を設定します。PRICELEVの設定がSの場合は、MULTIORGパラメータの設定に関わらず、[部品]フォームの[倉庫]ページで価格を設定します。インストールパラメータPRICELEVは固定されています。

複数の部品価格を定義するには(MOS):

  1. [機材] > [部品]を選択します。
  2. 価格を定義する部品を選択し、[価格]タブをクリックします。
  3. [価格を追加]をクリックします。
  4. 次の情報を指定します。
    組織
    部品価格が属する組織を指定します。

    ユーザがアクセス権を持つ組織のみが表示されます。部品が共通組織に属する場合、ログインしているユーザに対して有効な特定組織のすべてが表示されます。部品が特定の組織に属する場合、表示されるのはその組織のみです。

    価格タイプ
    部品の価格タイプを選択します。
    条件
    部品が条件トラッキングの親部品の場合は条件を指定します。システムは、[部品]と[部品組織]を自動入力します。部品の状況に子部品トラッキングが設定されている場合、システムは[条件]、[部品]、および[部品組織]を自動入力します。
    コア値
    部品の修理が必要なときの値を指定します。
    平均価格
    価格が平均価格に基づくときは平均価格を指定します。
    標準価格
    価格が部品の標準価格に基づく場合、標準価格を指定します。
    最終価格
    価格が部品に対して支払われた最終価格に基づく場合は、支払われた最終価格を指定します。[平均価格]、[最終価格]、[標準価格]の右のフィールドには部品の組織の通貨で値が自動挿入されます。
    適合ユニット標準価格
    適合ユニットに対して見積を実行する際に使用される標準価格を指定します。
  5. [送信]をクリックします。

    価格を削除するには、削除する価格を選択し、[価格を削除]をクリックします。

    部品番号を変更するには、[詳細情報]ページで[部品番号を変更]をクリックします。