部品を購買要求に追加
購買要求ヘッダを作成した後で、購買要求に部品を追加します。
購買要求に追加する部品の部品番号が不明な場合は、仕入先カタログ参照番号や製造元部品説明を利用して部品を検索することができます。
購買要求明細のいくつかのフィールドには購買要求ヘッダに入力した情報が自動挿入されます。たとえば仕入先を購買要求ヘッダで入力すると、その仕入先が自動的に各購買要求明細の仕入先になります。各購買要求明細のステータスが[未完了]の間は、必要に応じ、購買要求明細の情報の完了、更新が可能です。ただし購買要求ヘッダから自動挿入されたフィールドのいくつかは保護されています。
また[部品]フォームでカタログ化された部品に購買要求を出すと、部品レコードから情報が検索され、多くのフィールドが自動挿入されます。[部品]フォームで作成していない部品に購買要求を出す必要がある場合は、新しい部品を必要に応じて手作業で作成します。購買要求に必要な部品をすべて追加した後は、変更承認権限があれば必要に応じて購買要求ステータスを更新します。ステータスの変更承認は[ステータス承認]で設定します。ただし更新前の購買要求のステータスによっては更新に使用可能なフィールドが有効になっていないことがあります。
部品を購買要求に追加するには:
- [機材] > [購買要求]を選択します。
- 部品を追加する購買要求を選択し、[部品]タブをクリックします。
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[部品明細を追加]をクリックします。
注
購買要求明細が見積依頼から生成された場合は、明細生成時に[見積依頼]、[見積依頼組織]、[見積]、[見積組織]、[見積明細]が自動挿入されます。
購買要求から見積依頼が生成された場合、見積依頼明細の生成時に[見積依頼]、[見積依頼組織]、[見積依頼明細]が自動挿入されます。見積明細が関連付けられた見積依頼明細に受諾されると、見積情報が自動挿入されます。
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次の情報を指定します。
- 仕入先
- 部品の仕入先を指定します。
- 製造元
- 部品の製造元を指定します。
- 仕入先カタログ参照
- 仕入先のカタログから部品の参照番号を指定します。[供給業カタログ参照]を入力した場合、仕入先のカタログから[部品]、部品の説明、[仕入先]、[為替レート]、[価格]が自動挿入されます。
注
仕入先のカタログに価格がないときは、部品の在庫レコードから価格が検索されます。
[仕入先]を入力し、新たに[仕入先カタログ参照]にも入力すると、システムが部品の新しいレコードを仕入先のカタログに作成します。
- 製造元部品番号
- 部品の製造元の部品番号を指定します。[製造元部品番号]を入力すると、[製造元]と部品の説明が自動挿入されます。
注
[製造元]を入力し、新たに[製造元部品番号]にも入力すると、システムが製造元に対して新しい部品レコードを作成します。
- 部品
- 購買要求に追加する部品を指定します。この部品に追加発注制限のフラグが設定されている場合は、部品説明と[部品組織]と[新オーダ不可]が自動的に入力されます。部品の追加発注が制限されている場合は、代替部品を選択して継続します。
- 条件
- 部品が条件トラッキングの親部品の場合は条件を指定します。選択した部品が条件トラッキングの子部品であれば、[条件]は自動挿入されます。
- タイプ
- 購買要求明細の部品タイプを選択します。
注
購買要求明細の[タイプ]に[直接]機材を選択した場合は、[作業オーダ-活動]の値を入力する必要があります。
- 明細
- 必要に応じて購買要求の部品の明細番号を変更します。システムはインストールパラメータINCRLINOの設定を基に、次の連番を明細番号に割り当てます。
注
[明細]番号を編集できるのはレコードを挿入するときだけです。レコードを保存すると、[明細]は保護され、読み取り専用になります。
- 要求数量
- 部品の要求数量を指定します。
- 価格
- 部品の価格を指定します。購買要求ヘッダで右のフィールドに組織の通貨が自動挿入されます。
注
購買要求明細またはヘッダで仕入先を選択すると、システムが[価格]に仕入先のカタログからの部品価格を挿入します。必要に応じて購買要求明細で仕入先を更新します。
またインストールパラメータEXRTUPDTの設定が[はい]なら、購買要求明細の通貨を変更したときに購買要求明細の為替レートも更新できます。購買要求明細の為替レートを更新すると、新しい為替レートの値に基づいて購買要求ヘッダの値も再計算されます。
- ステータス
- 部品のステータスを指定します。部品のステータス、あるいは同等のユーザコードのステータスとして、[未完了]が自動的に割り当てられます。
- 最終納入日
- 購買要求部品の必着日より前の日付を指定します。
- 宛
- 部品を受け取る部門の名前を指定します。
- 為替レート
- 購買要求の部品の為替レートを指定します。
- コストコード
- 購買要求のコストを関連付けるコストコードを指定します。
- 作業オーダ-活動
- 購買要求される品目の作業オーダと活動を指定します。
注
購買要求ヘッダに作業オーダと活動を入力すると、[作業オーダ-活動]に購買要求ヘッダからの作業オーダと活動が自動挿入され、購買要求明細の[タイプ]が[直接購買(PD)]に設定されます。ただし[タイプ]は[在庫購買(PS)]に変更可能で、[作業オーダ-活動]は自動的にクリアされます。
選択した[作業オーダ-活動]が多設備の作業オーダの場合、[設備]が有効になり、設定する必要があります。
- ジョブ
- 選択した作業オーダ-活動のジョブを指定します。
- 設備
- 作業オーダが多設備作業オーダの場合は、次のオプションのどれかを選択します。
- 部品のコストを分配する特定の設備を指定します。
- 作業オーダの各設備レコードに部品のコストを均等に分配するときは[全設備]を指定します。
- WOヘッダ設備にのみ部品のコストを分配する場合、[WOヘッダ設備]を指定します。
注選択した[部品]が資産トラッキングの場合、資産トラッキング部品は複数の設備には分配できないため、[設備]、[設備組織]、[関連作業オーダ]がクリアされます。
- 一括発注-明細
- 部品に関連付ける一括発注明細を指定します。
注
[一括発注-明細]を選択すると、一括発注明細から[仕入先]、[仕入先カタログ参照]、[部品]、[説明]、[部品組織]、[要求数量]、[価格]、[単位]、[通貨]、[購買担当者]が自動挿入されます。[部品]と[説明]は保護されています。
[部品]を入力してから[一括発注–明細]を選択すると、システムは選択した[部品]を一括発注明細の部品で上書きします。
- 見積インディケータ
- 以下のオプションのどれかを選択し、部品の購買要求に仕入先の見積が必要かどうかを指定します。
オプション 説明 価格見積依頼なし 部品の購買要求を出す前に見積を必要としない場合に選択します。 価格見積を依頼 部品の購買要求を出す前に見積を必要とする場合に選択します。 PO前に価格見積を依頼 部品の購入前に見積書があった方が望ましいが、必要ではない場合に選択します。 - コメント
- 必要に応じてコメントを指定します。
- [購買担当者]、[納入先住所]、[費用タイプ]、[品目分類]、[コメント]を指定します。
- 検査が必要な部品であることを示すときは[検査]チェックボックスを選択します。
- 保証付きの部品であることを示す場合、[保証]チェックボックスを選択します。
- 資産トラッキング部品であることを示す場合は[資産でトラッキング]チェックボックスを選択します。
-
[送信]をクリックします。部品明細のコストが計算され、[部品明細合計]にその明細の合計値のコストが挿入されます。
注
仕入先カタログ参照に部品の記載がない場合や、[部品]フォームでカタログ化されていない場合、購買要求の部品を手作業で作成するには[部品を作成]をクリックします。
購買要求に複数の部品を追加するには、[部品を選択]クリックします。
iProcure部品を追加するには、[部品を追加(iProcure品目)]をクリックします。
部品カタログのiProcure品目を更新するには、[iProcure品目を更新]をクリックします。
iProcure同期エラーを表示するには、[iProcure同期エラーを表示]をクリックします。
追加発注が制限されている部品の代替部品を選択するには、[代替部品を選択]をクリックします。