購買要求にサービスを追加

組織で外部から労働力を雇う必要があるときは、購買要求にサービスを追加します。

サービスが追加できるのはステータスが[未完了]の購買要求のみです。

サービスを追加する場合、購買要求の入力限度が適用されます。購買要求入力限度が十分でない場合はシステム管理者に連絡してください。

購買要求にサービスを追加するには:

  1. [機材] > [購買要求]を選択します。
  2. サービスを追加する購買要求を選択し、[サービス]タブをクリックします。[最終納入日]には現在の日付、[ステータス]には未完了、[タイプ]にはサービス時間がそれぞれ自動挿入されます。

    選択した購買要求レコードにはすでに作業オーダと活動が入力されている場合は[作業オーダ-活動]が自動挿入されます。

    [作業オーダ-活動]に値が挿入されると、[職能]、[価格]、[タスク]、[要求時間数]にも、選択した[作業オーダ-活動]や関連する[タスク]への入力情報を基に値が挿入されます。

  3. [サービス明細を追加]をクリックします。

    購買要求明細が見積依頼から生成された場合は、明細生成時に[見積依頼]、[見積依頼組織]、[見積]、[見積組織]、[見積明細]が自動挿入されます。

    購買要求から見積依頼が生成された場合、見積依頼明細の生成時に[見積依頼]、[見積依頼組織]、[見積依頼明細]が自動挿入されます。見積明細が関連付けられた見積依頼明細に受諾されると、見積情報が自動挿入されます。

  4. 次の情報を指定します。
    仕入先
    必要に応じてサービス仕入先の指定や変更を行います。購買要求ヘッダに仕入先を入力したときは、ヘッダで指定の仕入先が[仕入先]に自動挿入されます。仕入先を指定すると、購買要求に明細を割り当てる際の検索基準がより詳しく指定できます。

    [仕入先組織]には、選択した仕入先の組織が自動挿入されます。仕入先にカタログ参照が存在する場合、システムは[仕入先カタログ参照]も挿入します。

    作業オーダ-活動
    サービスの作業オーダと活動を指定します。購買要求ヘッダに[作業オーダ-活動]を入力したときは、ヘッダで指定の作業オーダ/活動が[作業オーダ-活動]に自動挿入されます。

    作業オーダの活動で選択が[賃金労働]の場合、システムが購買要求ヘッダの作業オーダと活動の両方を挿入できるのは購買要求明細のみです。この活動には賃金労働サービスは許可されていない場合、[活動]は空欄のままになります。この場合は有効な活動を作成するか入力する必要があります。

    作業オーダや活動を作成するには、[作業オーダ/活動を作成]をクリックします。

    [作業オーダ–活動]を選択または作成する場合、作業オーダ/活動への入力データから、システムによる多くのフィールドへの自動挿入が可能になります。たとえば[設備]、[職能]、[タスク数量]とその単位、タスクレコードからの[価格]、[最終納入日]、[設備組織]、[部門]、[タスク]、[購買担当者]、[保証]、[品目分類]などです。[サービス明細合計]にもサービス明細にあるサービスの合計コストが自動挿入されます。作業オーダ/活動がプロジェクトや予算に関連付けられている場合、システムは[プロジェクト]や[予算]に作業オーダ/活動から値を挿入します。

    選択した[作業オーダ-活動]が多設備の作業オーダの場合、[設備]が有効になり、設定する必要があります。

    ジョブ
    作業オーダ、活動に付けるジョブを指定します。
    設備
    作業オーダが多設備作業オーダの場合は、次のオプションのどれかを選択します。
    • サービスのコストを分配する特定の設備を指定します。
    • 作業オーダの各設備レコードにサービスのコストを均等に分配するときは[全設備]を指定します。
    • 作業オーダヘッダ設備にのみサービスのコストを分配する場合、[WOヘッダ設備]を指定します。

    購買オーダ明細を多設備作業オーダに関連付ける場合、その明細がコピーされるのは親の多設備作業オーダの活動のみです。システムは関連する作業オーダの活動には購買オーダ明細を挿入しません。

    明細
    必要に応じて購買要求のサービスの明細番号を変更します。システムはインストールパラメータINCRLINOの設定を基に、次の連番を明細番号に割り当てます。

    [明細]番号を編集できるのはレコードを挿入するときだけです。レコードを保存すると、[明細]は保護されます。

    価格
    サービスの価格を指定します。

    仕入先や作業オーダ/活動が、タスクではなく職能に関連付けられている場合、[価格]には、指定した[職能]の仕入先レートが挿入されます。仕入先が存在しない場合、システムは職能と部門に指定されたレートを[価格]に挿入します。

    最終納入日
    購買要求サービスを完了させる必要のある日より前の日付を指定します。
    ステータス
    サービスのステータスを選択します。

    ヘッダのステータスが[未完了]で、作業オーダ活動が別の購買要求明細に関連付けられている場合に、明細ステータスを[取消済(C)]または[拒否(R)]から[未完了(U)]に変更しようとすると、システムにエラーが表示されます。

    コストコード
    サービスのコストコードを選択します。購買要求ヘッダに[コストコード]を入力したときは、ヘッダで指定のコストコードが[コストコード]に自動挿入されます。
    納入先住所
    サービスの納入先住所を選択します。購買要求ヘッダに[納入先住所]を入力したときは、ヘッダで指定の納入先住所が[納入先住所]に自動挿入されます。
    費用タイプ
    サービスの費用タイプを選択します。
    見積インディケータ
    以下のオプションのどれかを選択し、サービスの購買要求に仕入先の見積が必要かどうかを指定します。
    オプション 説明
    価格見積依頼なし サービスの購買要求を出す前に見積を必要としない場合に選択します。
    価格見積を依頼 サービスの購買要求を出す前に見積を必要とする場合に選択します。
    PO前に価格見積を依頼 部品の購入前に見積書があった方が望ましいが、必要ではない場合に選択します。
    タイプ
    次のオプションのどれかを選択します。
    オプション 説明
    契約業者 購買要求サービスが契約に基づいて実行される場合に選択します。契約業者を選択する場合は[職能]を入力する必要があります。[作業オーダ-活動]は入力できません。
    定価 購買要求サービスが定価で支払われる場合に選択します。固定価格を選択する場合は[作業オーダ-活動]を入力する必要があります。[要求時間数]に1、[価格]には選択した[職能]の入力レートに基づく値が挿入されます。

    [仕入先]を入力すると、選択した[タスク]に指定した仕入先のカタログレートに基づく[価格]が挿入されます。[タスク]に入力がないと、選択した[職能]に指定した仕入先のカタログレートに基づく[価格]が挿入されます。

    サービス時間 購買要求サービスが時間当りレートで支払われる場合に選択します。サービス時間を選択する場合は[作業オーダ-活動]を入力する必要があります。
    要求時間数
    サービスを完了させるために必要な見積時間数を指定します。

    タスクに[予想時間数]を指定した場合、システムが比率を設定して[タスク数量]が入力可能になり、それによって[要求時間数]が調整されます。この比率は常に、活動ではなく[タスク]に基づいて決まります。同様に、[要求時間数]の値を入力し、その逆が真の場合、システムは、[タスク数量]を調整します。[タスク]に[予測時間数]がない場合、[タスク数量]と[要求時間数]は接続されていません。システムは次の式を使って[タスク数量]と[要求時間数]の比率を計算します。

    要求時間数 / タスク数量 = 比率

    たとえば[要求時間数]が1.5、[タスク数量]が1の場合、この2つの比率は次のように計算されます。

    1.5 / 1 = 1.5

    [要求時間数]が4に更新されると、[タスク数量]の計算は次のようになります。

    4 / 1.5 = 2.67

    逆に[タスク数量]を更新しても同様です。 [タスク数量]を4に更新すると、[要求時間数]は次のように計算されます。

    4 x 1.5 = 6

    [要求時間数]をクリアすると、システムは[タスク数量]の現行値を保持します。

    購買担当者
    サービスの購買担当者を指定または変更します。
    保証
    このサービスが保証付きの場合に選択します。
    品目分類
    サービスの品目分類を指定または変更します。
  5. [送信]をクリックします。