購買要求品目から新しい購買オーダを作成

既存の承認済みの購買要求明細にある品目から新しい購買オーダを作成し、購買要求を素早く購買モジュールに移動します。承認済みの購買要求品目は、[購買要求]フォームを使って生成することができます。

インストールパラメータPOCURRの設定が[いいえ]の場合は、購買オーダの生成以前に全購買要求明細が同じ通貨を参照することが要求されます。

[未完了]ステータスまたは同等のユーザコードを持つ既存の購買要求から購買オーダが作成できるのは、それ相応の承認ができるユーザのみです。

既存でステータスが[未完了]の購買要求からの購買オーダの作成をユーザが承認できるようにするには、[ステータス承認]フォームでPORDエンティティに適切なステータス承認を作成する必要があります。また生成された購買オーダに割り当てる[未完了]のステータスと同等のユーザコードを作成することもできます。

購買オーダの生成や承認では、[ユーザ]フォームの[購買オーダ]または[PO承認]に対し、購買オーダ明細かヘッダレベルで十分な金銭承認限度額を設定しておきます。購買オーダ限度額は複組織セキュリティを使用しない場合はユーザごとに指定されています。複組織セキュリティを使用する場合、購買オーダ限度額はユーザと組織ごとに指定されます。システム管理者による金銭承認限度額の設定がなければ、適切な権限を持つユーザならどんな金額でも購買オーダの生成や承認ができます。

承認限度がヘッダと品目のどちらのレベルで設定されるかはインストールパラメータLIMITLEVが決定します。システム管理者は[インストールパラメータ]フォームでインストールパラメータLIMITLEVを使って、ヘッダレベルまたは品目レベルで[購買オーダ]の生成や[PO承認]の承認が設定できます。

  1. [購買] > [処理] > [POを生成]を選択します。
  2. 次の情報を指定します。
    組織
    複組織セキュリティを使用する場合、購買要求が属する組織を指定します。
    仕入先
    購買オーダの作成対象の仕入先を指定します。
    倉庫、購買担当者、依頼者、購買要求
    購買オーダを作成する倉庫、購買担当者、依頼者、あるいは購買要求を指定します。

    特定の文字で始まる全倉庫、全購買担当者、全作成者、あるいは全購買要求に購買オーダを生成するなら、その文字とパーセント記号を指定します。たとえば「Houston」の全倉庫に購買オーダを生成する場合は、[倉庫]に「H%」と入力します。

    POを作成
    購買要求品目の品目から新しい購買オーダを作成する場合に選択します。

    [既存POに追加]を選択することも可能です。

    POステータス
    作成する購買オーダのステータスを選択します。
    作成者
    作成する購買オーダの作成者を指定します。
    納入先住所、購買担当者
    作成する購買オーダの納入先住所、購買担当者を指定します。
    POを印刷
    購買要求品目から新しい購買オーダを印刷するときは選択します。
  3. [処理]をクリックします。
  4. POと関連付ける購買要求品目を選択します。システムは仕入先の指定がある全購買要求品目を自動選択します。個々の品目を選択解除してリストから削除することもできます。品目は受領待ちのままになるので、将来の購買オーダに割り当てることができます。

    全品目を一度に選択するには、[選択]をチェックします。一度にすべての品目をクリアするには、[選択]をクリアします。

  5. 部品に仕入先の指定がない場合は、その部品の仕入先を選択します。F9を押すと、仕入先の検索画面が表示されます。[仕入先組織]は自動挿入されます。

    現行の仕入先のカタログに部品が存在ない場合は、その部品のレコードが仕入先のカタログ内に作成されます。

    仕入先のカタログに含まれていても[総価格](発注の場合)または[修理価格](修理の場合)が仕入先のカタログに記録されていない場合、システムは購買オーダ品目の生成時に、仕入先のカタログにある部品の[総価格]や[修理価格]の挿入か更新を行います。

  6. [生成]をクリックします。購買要求にある倉庫の組織に基づいて購買オーダが生成され、適切なシステムステータスが割り当てられ、購買オーダの組織が割り当てられます。

    システム構成によっては、購買オーダのステータスの開始を許可するために電子署名が必要になります。購買オーダにステータスを割り当てる際には電子署名ポップアップが表示されます。