部品を倉庫間調達要求に追加

購買要求ヘッダを作成した後で、要求部品を購買要求に追加します。

ユーザのステータス承認や購買要求の承認限度に応じて、購買要求のステータスを変更することができます。購買要求明細が削除できるのは、購買要求ヘッダのステータスが[未完了]の場合のみです。

購買要求の承認限度は、インストールパラメータLIMITLEVの設定次第で、ヘッダまたは明細レベルで設定できます。

システムではいくつかのビジネス規則が適用されており、購買要求に明細を追加する前に、そのステータスを[未完了]から[取消済]以外の他のステータスに変更することは禁じられています。ただし、購買要求ヘッダのステータスを[取消済]に設定すると、購買要求の明細もすべて取り消されます。また購買要求のステータスに応じて、フィールドは有効であったり変更できなくなったりします。さらに購買要求ヘッダのフィールドには購買要求明細から特定の値も挿入されます。

倉庫間調達要求に部品を追加するには:

  1. [機材] > [処理] > [倉庫間調達要求]を選択します。
  2. 部品を追加する購買要求を選択し、[部品]タブをクリックします。[最終納入日]には現在のシステム日付が自動挿入されます。またシステムは自動的に購買要求ヘッダから[納入先住所]と[コストコード]を挿入します。
  3. [部品を追加]をクリックします。
  4. 次の情報を指定します。
    部品
    購買要求に追加する部品を指定します。部品の説明、[部品組織]、[価格]、[測定単位]、[購買担当者]、[品目分類]、[税金コード]、[費用タイプ]が自動挿入されます。

    購買要求の部品の[明細]には、順次増加するの明細番号が挿入されます。

    資産トラッキング部品の場合は、[資産でトラッキング]が自動選択されます。

    [部品]がコアトラッキングの場合、システムは[コア数量]を有効にします。入力は[数量]または[コア数量]のどちらかに限られ、両方にはできません。[数量]または[コア数量]のどちらかに値を入力すると、システムはもう一方を入力不能にします。[価格]には部品の[コア値]が挿入されます。[修理価格]ではありません。[コア値]の価格は、元はインストールパラメータPRICELEVの設定から決まります。

    条件
    部品が条件トラッキングの親部品の場合は条件を指定します。選択した部品が条件トラッキングの子部品であれば、[条件]は自動挿入されます。
    明細
    購買要求明細にある部品の明細番号を指定します。システムはインストールパラメータINCRLINOの設定を基に、次の連番を明細番号に割り当てます。
    ステータス
    購買要求明細のステータスを指定します。

    ヘッダのステータスが[拒否]または[取消済]に設定されていない限り、購買要求明細のステータスはいつでも更新できます。

    購買要求に複数の明細がある場合、一部の明細のステータスを変更してもヘッダのステータスには影響しません。ただし、購買要求に1つの明細しか含まれていない場合、その明細のステータスを変更すると、ヘッダのステータスが、変更したその明細のステータスに設定されます。

    明細の[ステータス]が[未完了]以外に設定されている場合、購買要求明細のフィールドで更新できるのはステータスだけです。

    数量
    部品の要求数量を指定します。
    最終納入日
    部品の受け取りを要求している期限の日付を指定します。
    為替レート
    必要に応じて部品の為替レートを変更します。[為替レート]には[通貨]フォームの[為替レート]タブで指定した為替レートが自動挿入されます。

    インストールパラメータEXRUPDTの設定が[はい]なら、為替レートを変更すると、更新された為替レートに基づいてヘッダの値が再計算されます。

    購買担当者
    部品の購買担当者を識別する社員コードを指定します。
    納入先住所
    品目を納入する先の住所を指定します。
    コストコード
    購買要求のコストを関連付けるコストコードを指定します。

    該当する場合、部品の[税金コード]と[受領数量]が自動挿入されます。またシステムは発送元倉庫にある部品の基本価格を自動的に[価格]に挿入します。

    明細に[コストコード]の選択がなく、ヘッダで[コストコード]を追加または更新する場合、この明細の[コストコード]はヘッダの[コストコード]に更新されます。購買要求明細の[コストコード]を更新してもヘッダには影響しません。

    費用タイプ
    購買要求明細の費用タイプを選択します。
    品目分類
    購買要求明細の品目分類コードを指定します。

    購買要求の明細の合計コストが[部品明細合計]に表示されます。[部品明細合計]の値は、[要求数量]と[価格]との積です。

    選択した部品が修理か再調整のために出庫されたコアトラッキング部品でなければ、[コア数量]を変更することはできません。部品がコアトラッキング部品の場合は、必要に応じて[コア数量]を選択してクリアできます。[コア数量]を選択すると、[価格]は部品レコードにある部品の[コア値]になります。[基本価格]ではありません。

  5. [送信]をクリックします。