倉庫間受領からコアトラッキング部品の返品要求を作成

倉庫間受領からコアトラッキング部品の返品要求を作成し、部品を修理に出した元の倉庫に良品を送り返す修理要求を作成します。返品要求は良好な状態の相当部品を即座に修理が必要なコアトラッキング部品を受領させた元の倉庫に送る必要があるとき、または、まず良品が求められ、後から破損部品が修理に出される場合に使用します。

返品要求は基本的にはその受領のミラーイメージで、システムが部品明細の[ステータス]を反転させます。たとえば[ステータス]が[修理用]の部品が通常の部品に変わったり、通常部品が[修理用]部品に変わるなどです。

次の返品要求の使用例をご覧ください。

倉庫1で10台のモーターポンプを修理するための倉庫間調達要求を倉庫2に対して作成し、倉庫1から倉庫2に部品を発行します。倉庫2では修理不能と見なした2台は廃棄し、8台のモーターポンプを受領します。一方、倉庫2で返品要求が作成され、良好な状態のモーターポンプ10台の明細が追加されます。その後、倉庫2は10台を倉庫1に発行します。倉庫2で作成された返品要求から、倉庫1は10台の良好なモーターポンプが受け取れます。

このシナリオが逆になることもあります。倉庫2が10台の良好なモーターポンプを発行するための倉庫間調達要求を作成することで、倉庫間転送を開始することもできるからです。この場合は倉庫1が後から破損したモーターポンプ10台を倉庫2に送る返品要求を作成します。

倉庫間受領のコアトラッキング部品に対する返品要求を作成するには:

  1. [機材] > [処理] > [倉庫間受領]を選択します。
  2. 返品要求を作成する受領を選択し、[詳細情報]タブをクリックします。
  3. [返品要求を作成]をクリックします。返品要求ヘッダのフィールドには次の値が挿入されます。
    フィールド 説明
    説明 インストールパラメータREQDESCの設定が基準です。
    ステータス 返品要求の[ステータス]は[未完了]に設定されます。
    依頼者 元の購買要求に含まれていた[依頼者]です。ただし元の社員コードが返品要求の組織で有効でない場合、システムはその返品要求を作成したユーザを[依頼者]に挿入します。
    入力者 ログインしているユーザのユーザIDです。
    依頼日 現在のシステムの日時です。

    購買要求明細の次のフィールドにはシステムが値を挿入します。

    フィールド 説明
    ステータス 返品要求明細の[ステータス]は[未完了]に設定されます。
    最終納入日 現在のシステムの日時です。
    部品 受領明細からの[部品]です。
    数量 通常部品の[受領数量]またはコアトラッキング部品の[コア受領数量]です。
    コア数量 コアトラッキング部品に対してのみで、[受領数]が挿入されます。
    価格 元の購買要求からの[価格]です。
    為替レート 元の購買要求からの[為替レート]です。
  4. 返品要求を表示または更新するには、[倉庫間調達要求]フォームを開いて、返品要求を選択し、[詳細情報、部品]ページで必要に応じた表示や更新を行います。