部品を内部修理受領に追加

修理作業オーダから受領へと個別に部品を追加することもできますし、修理作業オーダにある部品をすべて検索し、1回の操作で受領に部品を追加することもできます。

資産別に追跡されているコアトラッキング部品を追加または読み出す場合、システムは、品目を部品個別に作成し、各品目の[受領待ち数量]と[受領数量]に1を入力します。必要なら[受領数量]は0に変更し、[廃棄数量]に1を入力することができます。

部品の[修理価格]が更新できるのは、インストールパラメータRPPRPCCALの設定が[はい]の場合に限られます。

[部品]フォームの[修理詳細]ページで部品の[内部修理価格]を入力したときは、システムが部品の修理詳細から[修理価格]を検索します。[内部修理価格]を指定しなかった場合、システムはその部品の[修理価格]に[基本価格]を検索します。

コアトラッキング部品を修理のために倉庫に返品する場合、内部修理返品は、通常の返品と同様に価格更新をトリガしません。内部修理受領で部品が修理または廃棄されるまで、在庫価格が更新されることはありません。コストの更新に用いるコストの特定に、システムは[修理価格]を使用します。たとえばLIFO部品が最初は1000円で発行され、修理用に返品されて作業オーダで修理された後、内部修理受領で[修理価格]500円として受領された場合、システムはその部品の新しいコストレコードを500円の値で[R5FIFO]テーブルに挿入します。

インストールパラメータSHOWLOTによって、部品の在庫情報にロットが使用されているかどうかがわかります。SHOWLOTのデフォルト設定はYです。これがNに設定されると[ロット]は無効になります。

割当済みの修理詳細にある複数のロットから部品が割り当てられた場合、そのオーダの各明細に関連付けられているロットごとに、受領に明細が作成されます。たとえば、作業オーダに数値が3の明細が含まれている場合(つまり、その作業オーダに割り当てられた修理詳細に3つの別々のロットが割り当てられている場合)は、3つの明細が作成されます。各明細の数値は1です。各明細が追加されるたびに[受領待ち数量]が計算され、すべての倉庫や棚にあるロットの[割当数量]にの数値が適用されます。割当はロットごとにグループ化され、割当済レコードは、倉庫ごとと棚ごとに並び替えられます。

[受領数量]と[廃棄数量]に入力した値の合計は0を上回る必要があります。ただし、この合計値が[受領待ち数量]の値を超えることはできません。