実地棚卸計算シートの生成
実地棚卸計算シートを生成し、循環棚卸計算時に収集するデータとの比較に用いるオンライン在庫データのスナップショットを作成します。実地棚卸を作成することで、循環棚卸計算を行う機材を識別する倉庫と在庫のパラメータが指定できます。
在庫パラメータは必要に応じて指定し、実地棚卸スナップショットによって得られる部品データのより狭義の、あるいはより限定的なリストを生成します。[実地棚卸日]の指定も可能です。日付を指定すると、その日以前に在庫に指定された品目のみが実地棚卸に含まれます。
[部品]、[部品クラス]、[在庫クラス]、[元棚]、[先棚]の在庫パラメータには、データ生成に必要ならワイルドカードを指定することもできます。1文字だけが不明な場合、分かる文字を指定し、不明な文字を下線(_)に置き換えることができます。一部分が不明な場合は、パラメータの分かっている部分を指定し、残りは%で代用することができます。たとえば[部品]にP%と指定すると、文字「P」で始まる全部品が検索されます。[部品]に%PIP%と指定すると、文字「PIP」を含むコードを持った全部品が検索されます。
実地棚卸レコードを生成すると、システムは実地棚卸で生成したオンライン在庫データのスナップショットのみを保存します。指定したパラメータは保存されません。実地棚卸レコード生成の基準とするパラメータは、実地棚卸レコードを生成するたびに指定する必要があります。
在庫を物理的に計算したら、[実地棚卸]フォームの[部品]ページでオンライン在庫データを更新し、実地棚卸とオンライン在庫で不一致が調整できます。在庫データの差異を調整したら、ステータス変更承認権限に基づいてステータスの更新または実地棚卸の承認が可能になります。ただし更新前の実地棚卸のステータスによっては更新に使用可能なフィールドが有効になっていないことがあります。実地棚卸のステータス変更承認のステータス変更は、[ステータス承認]フォームのTRANエンティティで設定します。
実地棚卸レコードを作成し、実際の循環棚卸をすぐに実行できない場合は、既存の実地棚卸を更新し、実地棚卸データスナップショットの予想数量を更新できます。
実地棚卸計算シートを生成するには: