作業オーダの設備を分割作業オーダコストに追加

作業オーダに設備を追加し、作業オーダの設備にコストを分配します。作業オーダを作成するとき、設備は作業オーダのヘッダに指定する必要があります。ただし作業オーダに別の設備を追加して、作業オーダコストを分配することはできます。

多設備作業オーダ(記録済労働、部品の貸出などにかかる)に作業オーダコストを適用する場合は、コストがすべての作業オーダ設備、特定の設備、または作業オーダヘッダ設備のみに分配されるべきかを示すため、作業オーダコストが生じるシステム内のフォームに[設備]の値を指定します。

作業オーダコストを分散させるために作業オーダへの追加した複数の設備レコードに関連する2種類の作業オーダがあります。「複数設備作業オーダ」と「子複数設備(関連)」作業オーダです。ユーザマニュアルには、この2種類の作業オーダに関する記述が多くあります。これらの説明は以下の説明をご覧ください。

  • 多設備作業オーダ
    多設備作業オーダは、作業オーダコストを複数の設備レコードに分配するために[作業オーダ]フォームの[設備]ページで設備が少なくとも1つは追加された作業オーダです。[作業オーダ]フォームの[設備]ページで最初の設備レコードを追加すると、作業オーダヘッダで[多設備]が自動選択されます。
  • 子(関連)作業オーダ
    関連作業オーダは、[作業オーダ]フォームの[設備]ページで追加した各設備レコードに対して自動作成される[関連作業オーダ]に割り当てられる作業オーダのタイプです。作業オーダに設備を保存すると、その設備の[関連作業オーダ](多設備の子のタイプ)が生成されます。システム内の多くのフォームで見られる[関連作業オーダ]から、作業オーダと設備の両方のレベルでの作業オーダコストのトラッキングが可能になります。

たとえば[作業オーダ]フォームの[設備]ページで設備EQUIP-001とEQUIP-002を追加した場合、作業オーダの保存時に、EQUIP-001には作業オーダ番号50001、EQUIP-002には50002といった具合に子タイプの[関連作業オーダ]が両方の設備に対して生成されます。

ユーザマニュアルで「関連作業オーダ」という場合は、[作業オーダ]フォームの[設備]ページで追加する設備レコードに自動作成される作業オーダタイプを指します。

デフォルトでは、関連作業オーダは[作業オーダ]フォームの[リストビュー]ページには表示されません。関連作業オーダにアクセスするには、Dataspyを使用する必要があります。

作業オーダに設備を追加して作業オーダコストを分配するには:

  1. [作業] > [作業オーダ]を選択します。
  2. 設備を追加する作業オーダを選択し、[設備]タブをクリックします。

    [作業オーダ]フォームの[]ページですでに子作業オーダを持つ、関連作業オーダでない作業オーダを選択した場合、[設備]ページの全情報は変更不可です。

    インストールパラメータPMRVCTRLの設定が[はい]で、ヘッダの作業オーダが予防保全作業オーダの場合は、[設備]ページの全フィールドが変更不可です。予防保全改訂管理が使用されている場合、予防保全作業オーダの設備を作業オーダに追加したり、作業オーダから削除することはできません。

    インストールパラメータROUTEEOBが[Y]に設定されており、親作業オーダが設備経路に関連付けられていると、全経路設備とそれに対応する作業オーダがグリッド上に表示され、変更はできません。

  3. [設備を追加]をクリックします。
  4. 次の情報を指定します。
    設備
    作業オーダに追加する設備を指定します。

    [設備]検索を使用すると、作業オーダに対して複数の設備が取得できます。

    作業オーダヘッダで[設備]リストに設備を追加し、ヘッダ設備にかかるコストを分配するには、[WOヘッダ設備を追加]をクリックします。作業オーダコストは作業オーダヘッダ上の設備に自動的には分配されません。作業オーダコスト分配にヘッダ設備を含めるには、ヘッダ設備を[設備]リストに追加する必要があります。

    既存の設備経路を設備に挿入するために選択するには、[経路設備をインポート]をクリックします。

    関連作業オーダ上の[設備]が保証期間中のなら、各関連作業オーダと活動に対して[保証]が自動選択されます。

    重複する設備レコードを[設備]リストに追加できるのは、親作業オーダが経路ベースで、インストールパラメータROUTEEOBの設定が[Y]の場合のみです。

    部門
    設備の部門を指定します。
    場所
    作業の行われる場所を指定します。
    コストコード
    作業オーダのコストコードを指定します。
    最初のポイント
    参照を開始する線状設備レコードのポイントを指定します。
    参照説明
    参照する[最初のポイント]の説明を指定します。
    地理的参照
    [最初のポイント]の地理的な参照を指定します。
    最後のポイント
    参照を終了する線状設備レコードのポイントを指定します。
    参照説明
    参照する[最後のポイント]の説明を指定します。
    地理的参照
    [最後のポイント]の地理的な参照を指定します。
    検査方向
    線状設備で検査を開始する方向を指定します。
    フロー
    たとえば185号線の線状設備レコード上を走る車は南北のフロー方向に移動中といった具合に、線状設備に沿って流れが移動する方向を指定します。
  5. 任意で、この作業が特別な安全上の注意を要する場合は[安全確認]チェックボックスを選択します。
  6. 任意で、設備が製造元の保証付きである場合、[保証]チェックボックスを選択します。
  7. [送信]をクリックします。
    • 親作業オーダから関連作業オーダの[組織]、[説明]、[タイプ]、[ステータス]、[期間]、[優先順位]、[問題コード]、[入力者]、[開始予定日]、[報告日]、[クラス]、[クラス組織]フィールドが入力されます。
    • 関連作業オーダの[設備]から各関連作業オーダの[設備]、[タイプ]、[システムステータス]、[設備タイプ]、[設備システムタイプ]、[設備]、[設備組織]、[場所]、[場所組織]、[部門]、[コストコード]、[重要度]、[安全確認]フィールドが入力されます。
    • [親作業オーダ]と[親経路](データベース内のみ)にはヘッダの作業オーダ番号が自動挿入されます。
    • 親作業オーダの活動から各関連作業オーダの[活動]、[開始日]、[業種]、[タスク]、[賃金労働]、[必要人数]、[期間]、[タスク数量(測定単位)]、[修理理由]、[完了済作業]、[技術者]、[部品不具合]、[製造元]、[システムレベル]、[アセンブリレベル]、[構成要素レベル][仕入先]、[仕入先組織]フィールドが入力されます。

    作業オーダ計画情報は、関連する作業オーダにコピーされません。そのため作成されるどの作業オーダでも活動の[予想時間数]、[残り時間数]、[タスク数量]の設定は0になります。

    必要に応じて作業オーダに設備を追加します。

    インストールパラメータAUTODMECの設定が[はい]の場合、関連作業オーダはすべてシステムから削除されます。