作業オーダの仕入先労働を記録

各作業オーダの活動で仕入先が働いた時間数を記録します。仕入先の時間数は作業オーダを終了する前、または作業オーダの終了後に指定の日数を経過するまでなら記録できます。

時間を記録できるのは、活動を持つ作業オーダに対してのみです。

システムステータスがQ(作業依頼)、あるいはスケジュールセッションの一部である作業オーダに労働時間を記録することはできません。

インストールパラメータCOMDAYSの設定は、作業オーダが完了してからも時間が記録できる日数を示します。作業オーダの完了日から現在のシステム日付までの日数がCOMDAYSの指定値を超えると、作業オーダに時間を記録できなくなります。

  1. [作業] > [作業オーダ]を選択します。
  2. 仕入先の時間を記録する作業オーダを選択し、[仕入先時間数を記録]タブをクリックします。
  3. [仕入先時間を追加]をクリックします。
  4. 次の情報を指定します。
    PO-明細
    仕入先の時間を記録するPOと品目を指定します。

    購買オーダ品目の[タイプ]によっては、次のフィールドも自動挿入され、変更はできません。

    [タイプ]がST(サービス時間)の場合、[活動-職能]、[活動予想時間数]、[活動残り時間数]も自動挿入されます。[受領%]と[受領済]は自動的に保護されます。選択した[PO-明細]に基づいて[レート]が自動挿入されます。[勤務日]と[勤務時間数]は必要に応じて変更できます。

    [タイプ]がST(サービス時間)で作業オーダが多設備作業オーダの場合、選択した[PO-明細]からの[設備]、[設備組織]、[関連作業オーダ]が挿入され、変更はできません。

    [タイプ]がSF(定価)の場合、[活動-職能]、[活動予想時間数]、[活動残り時間数]が自動挿入されます。[勤務時間数]と[レート]は自動的にクリアされ、変更することはできません。選択した[PO-明細]に基づいて[受領済]が自動挿入されます。[勤務日]、[受領%]、[受領済]は必要に応じて変更できます。

    [タイプ]がSF(定価)で作業オーダが多設備作業オーダの場合、選択した[PO-明細]からの[設備]、[設備組織]、[関連作業オーダ]が挿入され、変更はできません。

    [タイプ]がSH(契約業者)の場合、[受領%]、[受領済]、[レート]は自動的にクリアされ、変更することはできません。選択した[PO-明細]に基づいて[受領済]が自動挿入されます。[勤務日]、[勤務時間数]、[活動-職能]は必要に応じて変更できます。

    [タイプ]がSH(契約業者)で作業オーダが多設備作業オーダの場合、[設備]が有効になり、指定する必要があります。[設備]には[全設備]が自動選択され、[設備組織]と[関連作業オーダ]は変更できません。[WOヘッダ設備]を[設備]に選ぶと、[関連WO]には選択した作業オーダの内容が自動挿入されます。特定の[設備]を選択すると、[設備組織]と[関連作業オーダ]にも選択した[設備]からの値が挿入されます。
    社員
    仕入先の時間を記録する作業を実行する社員を指定します。右のフィールドには社員の説明が自動挿入されます。

    インストールパラメータ[BOOPLAN]の設定次第で、システムが記録済時間数に社員レコードと活動-職能レコードから情報を挿入する方法が決まります。

    勤務日
    働いた日付と時間を指定します。
    時間タイプ
    通常のレート、時間外レートなど働いた時間のタイプを指定します。
    勤務時間数
    作業の実行に費やされた時間数を指定します。

    [勤務時間数]に正の値を入力すると、システムが[開始時間]と[終了時間]を自動的に指定します。[勤務時間数]を削除したり、負の値を入力すると、[開始時間]と[終了時間]はクリアされます。

    関連作業オーダに仕入先の労働時間を記録できるのは、親の多設備作業オーダからのみです。

    レート
    仕入先が作業を行う場合の時間当り支払レートを指定します。
    単位数
    発注するタスクの数量を指定します。たとえば[タスク]の[予想時間数]に3時間と入力すると、3時間が1単位となります。

    [勤務時間数]に値が入力されない場合、[勤務時間数]は入力した[単位数]に基づいて次のように計算されます。

    [タイプ]がSH(契約業者)のとき、[単位数]に値を入力すると、システムは次の式から[勤務時間数]を挿入します。

    [勤務時間数] = (単位/活動単位) × [活動予想時間数]

    [タイプ]が[SF](定価)のとき、[単位数]に値を入力すると、システムは次の式から[勤務時間数]を挿入します。

    [勤務時間数]:受領済 = (単位/活動単位) × 発注済

    作業オーダの活動のスケジュールを[開始時間]と[終了時間]を指定します。

    活動-職能
    仕入先の時間を記録する作業を行う活動-職能を選択します。
    設備
    多設備作業オーダの場合は次のオプションのどれかを指定します。
    全設備
    [全設備]を指定し、選択した作業オーダの活動に対し、記録済みの仕入先時間を作業オーダの各設備レコードに均等に分割します。処理の保存時に労働レコードが作成され、各関連作業オーダと選択した活動に適用されます。[勤務時間数]に入力した数字が[設備]ページに追加された設備レコードの数で割られ、各設備に適用する記録済みの労働が決まります。多設備作業オーダに適用可能な[レート]は、すべての関連作業オーダにも適用されます。

    [タイプ]がSH(契約業者)なら、[全設備]が[設備]に挿入されます。それ以外の場合、[設備]は関連付けた[PO-明細]から挿入されます。

    [勤務時間数]の残りは、[作業オーダ]フォームの[設備]ページにある最後の設備レコードに適用されます。

    [設備]に[全設備]を選択し、少なくとも1つはステータスが[完了]または同等のユーザステータスの関連作業オーダがある場合、メッセージが表示され、関連作業オーダが[処理中]か[完了]、または同等のユーザステータスであるかに関わらず、労働時間数を処理中の関連作業オーダの設備だけに分割するか、あるいは全設備で分割するかを選択することができます。

    [全設備]を選択すると、関連作業オーダの労働記録処理を書き込む際に、インストールパラメータCOMDAYSの設定も無視されます。

    WOヘッダ設備
    記録済みの仕入先時間を選択した[作業オーダ]のみに分配するときは、[WOヘッダ設備]を指定します。

    特定の[設備]レコードを入力し、選択した[設備]とそれに対応する[関連作業オーダ]のみに、記録済みの仕入先時間を分配します。

    [設備]が編集可能なのは[タイプ]がSH(契約業者)の場合のみですが、システムはタイプSF(定価)、ST(時間制サービス)についても、記録済みの仕入先時間のコストを[PO-明細]から挿入した[設備]に分配します。

    多設備作業オーダの記録済み労働に修正を行っており、[設備]で[全設備]または特定の設備レコードを選択している場合、記録済時間数は分割され、作業オーダのすべての設備または選択した設備に対して修正が適用されます。

    作業オーダの設備を分割作業オーダコストに追加」をご覧ください。

    受領%
    受け取った時間のパーセントを指定します。このパーセント値が入力できるのは[タイプ]がSF(定価)の場合のみです。

    [受領%]に値を入力すると、次の式に基づいて[受領済]が挿入されます。

    [受領済] = (受領%/100) × 発注済

    [受領%]値が参照される購買オーダ(またはその残高)の定価を超える受領済値となる場合、警告メッセージが表示されます。[はい]をクリックして変更内容を保存して続行するか、[いいえ]をクリックして保存せずに続行します。

    受領済
    受け取った時間の値を指定します。
  5. [送信]をクリックします。