作業オーダコストの表示
選択した作業オーダとそのすべての子に存在する全コストをリストに表示します。
注
作業オーダが多設備作業オーダの場合、作業オーダに関連付けられた全関連作業オーダにコストが分配されますが、これは作業オーダヘッダの[設備]に入力した値と、[作業オーダ]フォームの[設備]ページに追加した設備レコードに基づいて行われます。
「作業オーダの設備への追加と作業オーダコストの分配」をご覧ください。
予想コストは関連作業オーダにはコピーされません。したがって、関連作業オーダの予想コストの算出には、親作業オーダの予想コストと、[作業オーダ]フォームの[設備]ページに追加された設備レコードの数の商を計算します。
- [作業] > [作業オーダ]を選択します。
- コストを表示する作業オーダを選択し、[コスト概要]タブをクリックします。
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作業オーダコスト情報を表示します。
作業オーダのコスト情報を表示する際には次のテーブルをご覧ください。
表 1. 作業オーダコスト コストタイプ 説明 予想労働コスト 賃金労働に選択がない場合、活動品目の予想時間に職能レートを掛けたものです。 予想賃金労働 賃金労働に選択がある場合、活動品目の予想時間に職能レートを掛けたものです。 予想在庫品目 作業オーダに関連付けられた部品で、ツールや直接購買でないものです。 予想サービス 作業オーダに関連付けられた購買オーダ品目の価格です。 予想直接購買 直接に選択がある場合、作業オーダに関連付けられた部品です。 予想ツールコスト ツールの数量に時間と部門での価格を掛け合わせたものです。 予想作業オーダ合計 見積コストの総額です。 計画労働コスト 残り時間です。残り時間がNULLの場合は0になります。 計画賃金労働 賃金労働が選択され、発注済みには選択がなく、インストールパラメータPLNDRQPOはオン、品目タイプがST(サービス時間)か未定義で、作業オーダの活動が購買要求と関連付けられていないか、購買オーダが明細オーダタイプSTと関連付けられていない場合、レートに予想時間数を掛けて算出されます。パラメータPLNDRQPOがオフなら、作業オーダの活動が承認済みの購買オーダと関連付けられていない以外は、前述と同じ情報が適用されます。
注品目タイプSH(契約業者)は作業が終了したものとして記録されるため、計画コストの一部になることはありません。
計画在庫品目 機材リストの数量から発行済みの部品数量を引き、そこに品目タイプがPD(直接購買)でなく、ツールでもない返品数量(正味発行)を足して算出されます。 計画サービス 品目のオーダタイプがSF(定価)以外の場合は、計画賃金労働と同じです。 計画直接購買 購買要求品目から受領数量と廃棄数量を引いたものに購買要求明細の価格を掛け合わせます。これは購買要求のステータスが取消済でなく、購買要求の品目タイプはPD(直接購買)で使用中、さらに購買オーダでない場合です。購買オーダの場合、この値はオーダ数量から受領数量と廃棄数量を引いたものに購買オーダ品目の価格を掛けた数と、オーダ数量から受領数量と廃棄数量を引いたものに追加請求の総額を掛けた数を足し、それをオーダ数量で割ります。これは購買オーダのステータスが取消済や承認済でなく、購買オーダ品目タイプはPD(直接購買)で使用中の場合です。 計画ツールコスト [予想ツールコスト]から[実際ツールコスト]を引いたものです。 計画作業オーダ合計 全計画コストの合計です。 発注済労働コスト 適用外 発注済賃金労働 オーダ数量から受領数量と廃棄数量を引いたものです。このときのオーダ品目タイプはST(サービス時間)、品目は使用中で、購買オーダは承認済みです。 発注済在庫品目 適用外 発注済サービス オーダ品目タイプはSF(定価)、品目は使用中で、購買オーダが承認されている場合に、オーダ数量から受領数量と廃棄数量を引きます。 発注済直接購買 残数量に価格を掛け、追加請求の残りを足します。これは購買オーダが承認済みで、オーダ品目タイプがPD(直接購買)、オーダ数量が0より大きい場合です。 発注済ツールコスト 適用外 発注済作業オーダ合計 全発注済コストの合計です。 労働コストの請求差額 適用外 賃金労働の請求差額 実際の賃金労働コストと請求された賃金労働コストの差額です。 在庫品目の請求差異 適用外 サービスの請求差額 実際のサービスコストと請求されたサービスコストの差額です。 直接購買の請求差額 実際の直接購買コストと請求された直接購買コストの差額です。 ツールコスト請求差額 適用外 作業オーダ合計請求差額 コストの請求差額の合計です。 実際の労働コスト 記録済時間数コストの合計で、オーダ品目タイプがST(サービス時間)またはSH(契約業者)の場合に適用します。 実際の賃金労働 記録済時間数コストの合計で、賃金労働でないものです。 実際の在庫品目 処理品目数の合計に処理価格を掛けたものです。このとき処理品目は在庫発行、返品、あるいは修理のための返品のどれかで、直接購買ではありません。 実際のサービス オーダ品目タイプがSF(定価)の場合、記録済時間数コストの合計です。 実際の直接購買 数量に価格を掛け、比例追加請求額と比例税額を足したもので、処理ステータスは承認済で、直接購買から比例返品コストが差し引かれます。処理品目の数量をオーダ品目の数量で割ったものが比例数で、按分した乗数として使用される分数を返します。 実際のツールコスト ツールコストの総額です。 実際の作業オーダ合計 実際のコストの総額です。 労働コストの合計コスト [労働コストの請求差額]、[実際の労働コスト]、[計画労働コスト]の総額です。 賃金労働の合計コスト [賃金労働の請求差額]、[実際の賃金労働]、[計画賃金労働]、[発注済賃金労働]の総額です。 在庫品目の合計コスト [在庫品目の残高]と[実際の在庫品目]の総計です。 サービスの合計コスト [計画サービス]、[サービスの請求差額]、[実際のサービス]、[発注済サービス]の総額です。 直接購買の合計コスト [計画直接購買]、[直接購買の請求差額]、[実際の直接購買]、[直接購買の残高]の総額です。 ツールコストの合計コスト [計画ツールコスト]と[実際のツールコスト]の総額です。 作業オーダ合計の合計コスト [全作業オーダ合計]の総数です。 労働コストの残高 [予想労働コスト]から[労働コストの合計コスト]を引きます。 賃金労働の残高 [予想賃金労働]から[賃金労働の合計コスト]を引きます。 在庫品目の残高 [予想在庫品目]から[在庫品目の合計コスト]を引きます。 サービスの残高 [予想サービス]から[サービスの合計コスト]を引きます。 直接購買の残高 [予想直接購買]から[直接購買の合計コスト]を引きます。 ツールコストの残高 [予想ツールコスト]から[ツールコストの合計コスト]を引きます。 作業オーダ合計の残高 [予想作業オーダ合計]から[作業オーダ合計の合計コスト]を引きます。 未返品コア料金 選択した作業オーダに発行された全コアトラッキング部品につき、[発行総数]から[返品総数]を引いた数にコア値を掛けます。 作業オーダ活動から収集した契約業者予想コスト情報を表示する際は、実際の作業オーダ計画ではなく、次のテーブルをご覧ください。
表 2. 契約業者予想 コストタイプ 説明 予想労働コスト 作業オーダ活動に予想される労働コスト合計 予想機材コスト 作業オーダ活動に予想される機材コスト合計 予想その他コスト 作業オーダ活動に予想されるその他コスト合計 予想コスト合計 すべての作業オーダ活動に予想される労働と機材とその他コスト合計