予防保全作業オーダの作成

指定した頻度やメータ計測値から定期的に作業オーダを生成するには、予防保全(PM)作業オーダを作成します。

予防保全作業オーダは単独の設備にも複数の設備で構成するシステムにも適用されます。

作業オーダの挿入や更新、削除ができるのは、ユーザに操作の権限がある場合のみです。

予防保全スケジュールを作成して定期的な作業オーダを生成する場合は、主要予防保全と軽度の予防保全の間に「ネスト参照」を設定して、主要予防保全の発行と同時に存在する軽度の予防保全を省略できます。たとえばトラック向けに150,000kmごとのサービスという重要な予防保全を作成し、そこにオイル交換などの予防保全作業オーダの活動を含めます。また5,000kmごとにオイル交換という軽度の予防保全も作成できます。150,000kmサービス用の主要な予防保全と、5,000kmごとのオイル交換という軽度の予防保全との間にネスト参照を設定すると、2つの予防保全の発行が一致した場合に軽度の予防保全を省略することができます。

システムが軽度の予防保全作業オーダを省略できるのは、ステータスが[発行]の主要な予防保全作業オーダと実際に関連付けられている場合のみです。

ネスト済軽度予防保全作業オーダが省略される場合、主要予防保全作業オーダが完了するまで、軽度予防保全作業オーダには[省略]ステータスが割り当てられます。主要予防保全作業オーダが完了すると、軽度予防保全作業オーダのステータスが[発行待ち]に自動的に割り当てられます。これらの[期日]は主要予防保全作業オーダの[完了日]より先になります。

さらに発行済みの主要な予防保全のステータスを[発行待ち]に変更すると、関連する省略された軽度予防保全のステータスも[発行待ち]に設定されます。

主要な予防保全作業オーダの発行時に、ネスト済みの軽度予防保全作業オーダがすでに発行されている場合、主要予防保全作業の発行時に軽度予防保全に自動的に[完了]のステータスを割り当てるようにシステムを構成できます。その場合、以下の条件を満たしている必要があります。

  1. インストールパラメータAUTOPMCLを[はい]に設定する必要があります。システム管理者に問い合わせます。
  2. 軽度予防保全スケジュールでは、[完了]のステータスを入力する必要があります。
  3. 主要な予防保全の発行前に、軽度の予防保全作業オーダを発行する必要があります。
  4. 主要予防保全作業オーダが発行されると、軽度予防保全作業オーダのステータスは[完了]ステータスの値に設定され、次の軽度予防保全作業オーダには[発行待ち]のステータスが割り当てられます。

予防保全作業オーダのステータス変更の承認に電子署名を求めるようにシステムを設定した場合は、ネスト参照によって互いに関連する主要および軽度予防保全作業オーダのステータス変更が発生すると、[電子署名]ポップアップが表示されます。