設備の分離ポイントの定義

設備に対する分離ポイントを定義して、後でロックアウト/タグアウトプロシージャで、作業許可処理の一環としてその設備をエネルギー源から隔離します。設備をエネルギー源から分離することは、社員が設備の保全や整備を実施中、設備や機械の想定外の蓄電や始動による怪我を防止する手段になります。

たとえば作業員が機械の整備を実施している場合、ロックアウト/タグアウトの安全プロシージャを順守して電源を切り、サーキットブレーカーをロックすることにより、機械を電源から分離することができます。

分離ポイントを定義することにより、設備のどのエリアをエネルギー源から分離するかを示し、予期しない始動による怪我を防ぐことができます。

設備の分離ポイントを定義するには:

  1. [作業] > [作業許可] > [分離ポイント]を選択します。
  2. [新しいレコード]をクリックします。
  3. 次の情報を指定します。
    組織
    分離ポイントの組織を指定します。
    分離ポイント
    分離ポイントを識別する一意のコードを指定し、その説明を右のフィールドに入力します。

    [分離ポイント]を空欄にすると、システムがコードを生成します。

    設備
    分離ポイントがすでに保全を行っている、たとえばバルブなどの設備ならば、その設備を指定します。システムは、説明と[設備組織]を自動入力します。
    クラス
    分離ポイントのクラス([VALVE]、[SWITCH]など)を指定します。[クラス組織]が自動挿入されます。
    ステータス
    分離ポイントのステータスを指定します。システムは自動的に[未完了]を挿入します。
    場所
    分離ポイントの場所を指定します。[場所組織]は自動挿入されます。
    場所メモ
    分離の場所に関する追加情報があれば指定します。
    エネルギー源
    電力など、設備のエネルギー源を選択します。
    残存エネルギー
    残存エネルギーの二次ソースが設備に存在する場合は選択します。
    二次残存エネルギー
    設備の残存エネルギーの二次ソースを選択します。
    確認必要日
    分離ポイントの確認が必要な日付を指定します。
  4. 任意で[使用中止]チェックボックスを選択し、この分離ポイントは[資産]、[ポジション]、[場所]、[作業許可]フォームの[ロックアウト/タグアウト]タブにある分離ポイント検索で表示しないようにします。
  5. [レコードを保存]をクリックします。[作成者]と[作成日]が自動挿入されます。