校正ループについて

ループとは、相互に連結された状態にある1つ以上の機器を表します。通常は、ループ内の個々の機器は校正されません。ループは1つの単位として校正されます。そのため、ループの入力として既知の標準値を適用する場合は、必ずループの出力が測定できるようにしておく必要があります。

機器をループとして指定する場合は、設備レコードの[校正]タブを使用します。

校正テストポイントデータの定義」をご覧ください。

システム構成によっては、[カテゴリ]、[資産]、[ポジション]、あるいは[システム]フォームの[校正]タブに[ループ]が表示されない場合があります。詳細はシステム管理者にお問い合わせください。

階層構造の親子関係を使用して機器をループ設備にリンクします。ループ内の機器はすべて設備階層内のループ設備の子として直接リンクされてる必要があります。

設備階層の作成」をご覧ください。

設備レコードの[校正]タブでループの設備階層内で親設備をループとして指定し、ループ内の子設備を[機器]として指定します。

校正テストポイントデータの定義」をご覧ください。

ループに校正作業オーダを作成すると、ループは作業オーダヘッダに表示され、ループに定義したテストポイントが作業オーダにコピーされます。ループを校正すると、ほとんどの場合、校正標準値が入力ループ機器に適用されます。次に計測値が出力ループ機器で読み取られます。[適用計測値]タイプとして定義されたループ内にある機器のテストポイントが、作業オーダに作成されます。

校正結果の入力」をご覧ください。