車両管理用語について

次の用語を理解していると、車両管理モジュールの固有の属性が理解しやすくなります。

条件 定義
車両

車両管理モジュールで使用される特定の資産のタイプです。

例: バンを車として車両に分類するには、[資産]フォームで[車両]を選択します。

モータ共用

モータ共用とは社員に短期で賃貸する共用車や代車か、または恒久的な通勤手段として社員に提供する貸出車などの車両グループです。

例: 車両管理モジュールで、会社全体、組織全体、その他のモータ共用の管理ができます。

車両チケット

モータ共用から車両の発行と返却を追跡します。

例: 特定の車両を追跡するために車両チケットを作成します。チケットは社員にいつ車両を発行し、いつ返却されたかを追跡し、また、走行距離、駐車位置、燃料残量などの車両の属性を追跡します。

チケットステータス

車両チケットのステータスは、チケットがそのライフサイクルを移動するごとに変化します。次のリストでステータスコードについて説明します。

出庫済
車両が現在、社員に貸し出され、モータ共用で利用できる資産でないことを表します。
返却済
車両が社員から返却済みで、モータ共用に戻っていることを表します。
完了
チケットが完了し、請求できる状態であることを示します。現在チケットは発行できる状態です。
車両タイプ

モータ共用を構成する3つの車両タイプです。次のリストで、車両タイプについて説明します。

共用車
社員の一時的な通勤手段としなる車両のタイプです。社員が特定の業務のために共用から1日車が必要な場合、モータ共用から共用車が発行されます。
代車
特に貸出車がない場合など、社員の一時的な通勤手段となる車両のタイプです。社員の社用車に修理が必要な場合、貸出車の修理が終わるまで、モータ共用から代車が発行されます。
貸出車
長期間、社員に貸し出される車両のタイプです。貸出車は通常は1週間、1か月、または1年間、社員に貸し出される社用車です。
例外

車両に例外的な事態が起こった場合、車両チケットに追加料金を課します。例外コードと車両チケットとの関連付けは、[車両]チケットフォームの[例外]ページで行います。

例: 返却された車両の燃料残量が足りなかった場合に顧客に請求する例外コードを車両チケットに関連付けます。

調整

以前の請求書に貸方票と借方票を追加する。調整はその後の車両請求に反映されます。間違ったコストコードに請求されたチケットを修正するには新しい[コストコード]を入力します。調整は共用車、代車、貸出車に追加できます。

例: 車両利用者が前回の請求期間中の走行距離に対して過剰請求された場合、次回の車両請求でその分を補償する貸方票が提供されます。

請求

車両請求は請求処理およびそれに対応する各特定の請求スケジュールによって生成されます。請求が生成される期間は請求期間(請求スケジュール)によって決まります。車両利用者は車両請求を表示することができます。

例: 特定の利用者の特定の請求期間を表示します。

期間

請求スケジュールは請求期間を決定します。請求スケジュールの終了時に、請求スケジュールの[期間終了日]に対応した顧客請求が生成されます。

例: 請求対象となる期間週ごと、月ごと、四半期ごとなどを選択します。

請求コード

顧客に請求するさまざまな車両請求のカテゴリの通常料金を決定します。請求コードと値入れコードの2つを特定の車両利用者に関連付けることによって、車両請求カテゴリに応じた合計費用が決まります。

例: 使用料の請求コードを作成し、使用料レートと請求コードを関連付けます。通常、その使用料に対してこの金額が車両利用者に請求されます。

値入れコード

標準料金を上回る追加料金(請求コード)を請求するには、値入れコードを使用します。請求コードと値入れコードの2つを特定の車両利用者に関連付けることによって、車両請求カテゴリに応じた合計費用が決まります。

例: 使用料の値入れコードを作成し、使用料レートと値入れコードを関連付けます。値入れコードが必要な場合、使用料としてこの金額が車両利用者に請求されます。

車両利用者

車両に使用され、請求対象となるグループです。

例: 企業の特定の部署に対して車両利用者を作成します。つまり、特定の企業が車両管理モジュールに上下水道部で1つの車両利用者を作成し、公園緑化部署を別の車両利用者として作成します。