Oracle総勘定元帳の勘定詳細要件の定義

インターフェイス処理に対する組織の勘定詳細(コードの組合せ)要件を定義します。通常ERPアプリケーションでは、総勘定元帳の勘定コードをカスタマイズできるように柔軟性のある会計構造を提供します。

Flex SQL構成および総勘定元帳フィード処理の双方に関して、ERP総勘定元帳の各セグメントには、Infor EAMで定義された対応するセグメント値が必要です。これらの定義は財務インターフェイス範囲タスク中に確定します。Inforはこの処理を有資格のInforテクニカルサービスコンサルタントにお願いすることをおすすめしています。

Oracle総勘定元帳の勘定詳細要件を定義するには:

  1. ERPアプリケーションにある組織の勘定科目表を定義します。勘定科目表では、ビジネス処理を行う上で必要な勘定コードセグメントをまとめています。
  2. 組織に財務的な影響を及ぼすInfor EAMビジネス処理をレビューします。
  3. 前のステップ中に識別された各ビジネス処理の会計要件を定義します。これらの要件を定義する時、組織に必要な勘定コードセグメントの数を検討します。さらに、各勘定コードセグメントの予想値やデフォルト値だけでなく、勘定セグメントコードで認められる値を検討します。各勘定コードセグメントのルーチンケース、特別なケース、および検証要件を識別します。
  4. 実際の勘定コードセグメントを作成する上で必要な情報を収集する組織の方法を決定します。この方法を見極める時は、勘定コードセグメントの構成に必要な作業、システムのセグメントの入力および維持の作業、セグメントの正確性、およびセグメントが組織の会計ポリシーと一致する金額の中でバランスを取るようにしてください。処理情報に入力される人物、各処理で下すべき決断、さらに各ビジネス処理を決断する上で責任者の情報および責任者が利用できる情報を検討します。

    Inforは、Infor EAM内のエンティティから勘定コードセグメントの値を派生させるよう、強くお勧めします。たとえば、ほとんどの勘定科目表には部門やコストセンターなど組織的なコンポーネントが含まれます。Infor EAMの部門を部門またはコストセンターの勘定コードセグメントにマッピングする、あるいは組織的な部門やコストセンターの構造に対応するInfor EAMのオブジェクト構造を定義します。

    勘定科目表にコストセンターとしてプロジェクトセグメントが含まれる場合、1つまたはすべてのプロジェクト勘定コードセグメントに対して勘定コードセグメント値を保存するために、Infor EAMプロジェクト/予算コードを使用して、Infor EAMのPROJ(R5PROJECTS)エンティティのカスタム属性を作成することによりプロジェクトセグメントを供給します。

    また、勘定セグメント値を保存するInfor EAMのユーザ属性の作成も検討してください。これらの属性を作成すると、セグメント値を修正したInfor EAMテーブルにハードコーディングしなくてもセグメント値を入力できます。